柴田元幸先生の朗読会

5月22日 手紙社さん主催のオンラインイベント『柴田元幸「いま、これ訳してます」』に参加した。翻訳家の柴田先生が訳し終わったばかりの作品を朗読で披露。質問タイム、サイン会も織り込んだ企画。 オンラインサイン会は希望者には事前にエントリの上、代…

関西フォーク

5月16日 毎日放送ラジオ「石田英司のプカプカ気分」は元MBS報道部の石田氏が気になるニュースの解説とともに、70年代フォークを中心とする懐かしい音楽を流す番組だ。主に仕事をしながら、Radioのタイムフリーで聞いている。 5月15日の回で流れた、西尾志真…

酔の助閉店に思う。

5月15日 野木亜紀子さんのtweetで酔の助神保町店が閉店したのを知った。40年間続いた懐かしい佇まいのお店が消える。ドラマの風景としてたくさんの人の目に焼き付いている。まさにストーリーが宿る場所。 仮に金銭的に持ちこたえ、感染対策をしてお店を空け…

猫ということばを超えた存在―『猫には負ける』『未明の闘争』

5月14日 『猫には負ける』は詩人の佐々木幹郎氏が半野良の三毛猫ミーと付かず離れず暮らす日々のあれこれを綴ったエッセイだ。ミーは野良猫の頃と同様に外での遊びを楽しみ、気が向くと佐々木さんの家にやってきて餌をもらったり部屋で眠ったりする。猫の野…

扁桃体を刺激するドラマ「浦安鉄筋家族」

5月13日 夏日。アイスが食べたくて買いに出た。今年、初しろくま。去年はサクレのビール割りにはまったのを思い出した。調べて見ると、残留農薬ゼロのレモンだけを凍らせたものもあるらしい。これなら甘みを自由に調整できるし、今年はこれを試してみよう。 …

身を以て知る小説『モモ』の時間概念

5月12日 新型コロナ以降、無理に仕事を入れるのをやめ、少しでも嫌だなと思ったら仕事をしないことにした。そうしてゆとりのある暮らしをすると1日の時間が長くなった。 今『モモ』を読んでいるのだが、時間の効率化をすることで余計に余裕が失われることも…

こんにゃく米をはじめて食べた日

5月11日 夕方、買い物に出て久しぶりに坂を登ったらとてつもなく心拍数が上がった。 昨日のテレビで孫が経営する島のイタリアンレストランの食材を取るために断崖絶壁を命綱1本で降りていき、また登ってくる80歳くらいのおばあさんを見た。テレビを見ている…

不条理さの加速

Covid-19の自粛生活が始まって3ヶ月目に入った。2月の休校要請の頃と比べ、影響を受ける人と受けない人の差が広がってきたようにおもう。これまでの災害などでも見られた現象で、なんとも気が重い。 テレワークに対応できたり雇用調整助成金を受けられる企業…

猫の記憶

佐々木幹郎『猫には負ける』をたしなむように読んでいる。野良猫のミーちゃんを完全な家猫にせずある程度放し飼いしながら共に暮らす日々。作者の留守中には近所の空き地やアパートの庭で過ごす。ちゃんと戻ってくるのか不安に感じるのだが、帰宅して名を呼…